両親を事故で失い、喪失感の中にあった大学生の霜介は、バイト先で水墨画の巨匠・篠田湖山と出逢った。なぜか湖山に気に入られた彼はその場で内弟子にされてしまうが、湖山の孫・千瑛は、それに反発し…。
水墨画家。「線は、僕を描く」でメフィスト賞を受賞し、デビュー。ほかの著書に「7.5グラムの奇跡」がある。